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全国青年ネットワークニュース21号
8月8日(日)~11日(水)、長崎で
九州教区平和を考えるプログラム実行委員会が、開催受け入れ
地域の課題を全国に発信
各教区の青年活動の活性化促す
九州教区「平和を考えるプログラム」実行委員会と管区青年委員会は、一〇月五日と二五日に福岡において合同の協議を行い、来年八月八日~十一日、長崎を会場に「二〇〇四年日本聖公会全国青年大会」(以下、青年大会)の開催を決定、同時に「平和を考えるプログラム」実行委員会が大会の実行委員会としてその中心的な準備の役割を担うことで合意した。これにより四年ぶりの青年大会開催に向けての準備が本格的に動き出したことになる。
九州教区「平和を考えるプログラム」は、二〇〇〇年、同教区の青年有志が自主的に開催して始まった。その前年に沖縄教区と管区「正義と平和委員会」が共催した沖縄でのプログラムに九州教区の青年たちが参加、沖縄に現れている日本社会の問題の気づき、同じ問題が自分たちの生活の場にもあるのでは、と被爆地・長崎で始まった。その後、毎年開催され、最近では参加した青年相互のネットワークによってこのプログラムの“評判”が伝わり、九州以外の教区の青年たちの参加も得られるまでに至っている。
一方、青年大会は、一九九二年以来、四年に一度開催されてきた。第一回は青年委員会が当時の聖公会神学院の学生たちに、青年活動の活性化に向けて何らかの企画が立てられないかを打診、全国規模の青年大会というアイデアが提案されて開催された。二・三回目は、青年大会の開催を前提として、青年委員会や青年ネット事務局等がプレ大会等を企画、そこに集った全国の青年が協議して実行委員会を作る形をとってきた。しかし、大会が継続する中、大会運営そのものが自己目的化していることが危惧され、青年委員会ではこの大会の新たな可能性を模索していた。
教区・地域での地道な取り組みを重視し、地域の課題を全国に発信していくという九州のプログラムを青年大会として位置付けることにより、九州の試みを全国の青年たちが学ぶことで、大会後の各地の青年活動の活性化につなげられるのではないか、また実行を担う九州の青年たちへの日頃の取り組みへの支援にもなるのでは、との思いが、九州の青年たちと青年委員会との間で合致し、今回の「形」が実現する運びとなった。
ホスト役をつとめることになった同実行委員会は、あえて八月九日、長崎の原爆の日を挟んでの大会日程を提案、継続しておこなってきた「平和を考えるプログラム」をより深化させ、九州の課題と全国の青年たちの思いを共有、そこで気づいた課題を全国に持ち帰ってもらえるようにしたいと考えている。
なお青年大会とその準備には、日本聖公会総会決議によって立てられた「青年活動を覚えて祈る主日(八月第一日曜日)」により、全国の教会から集められた献金が主に用いられる。(管区青年委員会・東京・立教大学チャプレン・八木正言)
平和を考えるプログラム(略して平プロ)は、福岡の個性豊か(らしい)青年(?)が、平和をより身近なものとして感じ実現していくために集まり始まったものです。
まずは自分達の足元である長崎に実際に立って学ぼうと始めたプログラム「長崎に立つ」も早いものでもう五回目。その第五回平和を考えるプログラム「長崎に立つ」を二〇〇四年三月一九日~二一日にもちろん長崎で開催することになりました。毎回テーマを決め(このテーマ決めにいつも時間がかかる・・・)資料館や体験者の方の貴重な証言などを通して、原爆・戦争について学び“平和”を日々の生活の中で考えていけるよう、模索しながら活動を続けてきました。
そして今回、全国青年大会を平プロ実行委員会に引き受けてもらえないかというお話をいただきました。そこで、次回の「長崎に立つ」は今までの会とは少し変え、夏の青年大会につなげる会と位置付けて、プログラムを展開していくことになりました。また、自分達で様々なことを学び考えてきた中で、この事を伝えていかなければいけないという思いが強まり、かねてから考えていた平プロらしい(?)”長崎の平和ガイド”もいよいよ自分達でやってみようとも思っています。私たち平プロは本当に小さな点にすぎませんが、この点が広がっていくことを心から願っています。(九州・小倉インマヌエル・松川由紀子)
第九回日韓青年交流プログラム
八月七日~十三日、北海道で行われた日韓について、テーマ「人・大地・分かち合い」に沿ってご報告したい。
「人」。北海道の囚人労働・タコ部屋労働・強制連行・強制労働について話され、「民衆史は、弱い人、小さい人々の歴史」と語られた石田國男先生。アイヌ民族が日本文化を強要された歴史を話され、「何人も個人の受け継ぐ文化を妨げてはならない」と強調された貝澤耕一先生。「小さくされた人々」の尊厳を訴える講師の方々の講演は、優しさに満ちていた。
「大地」。予期せぬ台風に見舞われた。現地の兄姉から、暖かな助けを頂いた。尊厳を奪われた人々の苦しみを学ぶ研修の中で、自分達の存在が大切にされる喜びを体験できたことは、大きな恵みだった。その後向かった屈斜路湖・摩周湖で、神様は私達に、夢のような光景を贈られた。神様は、荒れ狂う台風を遣わされて、自然の力の偉大さを示され、美しい光景を贈られて、和人が虐げた北海道の自然の中の、生命の存在を示された。
「分かち合い」。被害者・韓国からの参加者と、加害者・日本からの参加者との、意識の違い。日本政府の頑なな態度について疑問をぶつける韓国の兄姉、曖昧な回答しかできない私達。アイヌ民族の歴史に韓国の歴史を重ねる韓国の兄姉、彼らの視点から日本を見つめ直す私達。そして、韓国の兄姉達から私達に対し、「日本に真実の歴史を学ぼうとする人々が沢山いることを嬉しく思う」と暖かい言葉。胸が詰まった。
イエス様は、低く見られていた大工の息子として、しかも、本当の父親が誰なのかわからない子として、不衛生な馬小屋の中で生まれ、飼葉桶の中に寝かされた。イエス様は、最も「弱い人、小さい人」としてお生まれになった。クリスマスを迎えるにあたり、今回学んだ「弱い人、小さい人」の痛み、苦しみを、改めて憶え、深く心に刻みたい。(北海道・札幌キリスト・高本愛子)
中部教区 東京サテライト
六月一三日夜、新宿駅東口方面の焼肉屋さんにて中部教区出身者のサテライト(お食事会)が行われました。参加者は一〇名ほどで、ほとんどは東京で暮らしている中部教区出身の神学生や学生などでしたが、今回ははるばる長野県からも一名が参加してくれました。こんな機会がなければ、同じ東京に暮らしていても、なかなか会うことはないので、決して大きな集まりではありませんし、不定期な集まりではありますが、これからもこのようにして繋がり続けることを大切にしていけたらいいなと思っています。(中部・岡谷聖バルナバ・米山友美子)
「祈りってなんだ」京都で冊子発行
京都教区宣教局教育部青年活動窓口は、交流誌『Face to Face』を発行している。第四号は、「祈りってなんだ」をテーマに一〇六ページに渡る。
内容は多岐に渡るが、特に目を引くのが「青年大アンケートアンケート」。京都教区の青年関係者百名によるもの。祈りについて感じていることが率直に述べられている。
「病気とかになっても『癒されますように』とかいう言葉よりも、『なんであたしこんな目にあわすねん?』って。神様への問いかけ。しかし何かこう自分の考えの中でワンクッション置ける感覚。」
「困ったときの神頼みがしたくなる時もある。仮に、神頼みをして、イエス・キリストが願いをかなえてくれるのか。それが知りたい。」
「祈りは感謝したくなる気持ちです。まだ明るくない朝、外を歩くと、ぼやけた空気で甘いようないいにおいがして、わかる。」
「ただ神にすがりつくことに疑問を感じて、神に委ねる前に自分でやれることを探すようになりました。今でも、ただ何となく神に祈るのは信仰ではないと思っています。」
「祈りって、する人にとっての精神的安定剤だと思うのですが、現実、祈っても、らちあかんと思うので。感謝の気持ちは持ってればいいと思うし、あたしの場合、感謝の気持ちは、友達とか、親とか、お日様とか、生かされているっていう現実に対してであって、生かしてくれているのは、神様とかって言葉で言い表すことできないものだと思います。」
「祈りとは表明なのではないでしょうか。その時その場所の状況におけるあることをただ言い表す。聞き届けられるとか応えがあるとか、そういったことを一切前提としない。」
「皆で祈るとパワーがでてくる気がする」
「ある物事を心にとめる、思う、考える、求める、悩む、そういうこと、心を使うこと、全てが祈りだと思います。」
「教会へは年に一度くらいしか行っていません。そのたびに驚きを感じます。式文があって、次はコレ、次はコレと、形があるから。本当にそんなものなのかな?その中で心にひびくものって生まれるのかな?もうそろそろ、オルガンが流れるだけのチャペルがあってもいいんじゃないかな。」
「自分自身でどうにかしよう、祈ろう、ではなく、もうすでに、私たちは祈られている、これがクリスチャンにとって、大きな『恵み』ではないかと私は思う。」
「宗教で大事なのは、それぞれの宗教の教えであって、誰が神様とか、いらないと思います。会ったことのない人に拝めません、わたし。」
「本当は自由に歩いてるときでも、神様に話しかけるようなかんじで、いつも祈って(?)いたいけど」
「信仰とは教えられて持てるものではなく、自ら溢れてきたときに初めて持てるものなのだと感じられるようになりました。」
「祈りは神様と会話(おはなし)すること。と言っても一方通行でなかなか聞こえてこなかったりする。でも、違うかたちで私にも届いていると思う。」
こうしたアンケートの他、「青年達がコーディネートする聖餐式」「テゼ」「結婚式」「子どもと共に祈る」「幼稚園での祈り」「他宗教における祈り」「平和の祈り」「音楽と祈り」など、たくさんの方が文章を寄せている。
池袋で「いのち」テーマに
今年の池袋聖公会では青年有志により「大切ないのち」をテーマにした「青年フォーラム」というイベントが行われ二つのプログラムを実施いたしました。
一つ目は七月一九日池袋聖公会礼拝堂にて「ハンセン病を生きて~キリスト教との出会いを通して~」と題する森元美代治さんの講演会です。
講師の森元美代治さんはハンセン病元患者ですが、現在はIDEA~共生・尊厳・経済向上を目指す~国際ハンセン病患者・回復者協議会ジャパンコーディネーターとして
ご活躍をされています。
当講演会はここ最近に無かった、心を動かされる、すばらしいお話しで、想像を絶する体験を経てご自身が思われた思いの数々は、聴衆の心に突き刺さりました。また、ハンセン病というと「差別の問題」がクローズアップされると思います。しかし、今回のお話では、差別問題もさることながら、同じ境遇にありながら、キリストと出会うことで人間は、新たな命を与えられるということを私たちは強く感じることができました。
二つ目のイベントは八月八~一〇日シャロームロッジ(長野県湯の丸高原)で行われた「青年フォーラム・キャンプ」です。今回のキャンプは池袋聖公会の青年のみならず会場をご提供くださったマルチン教会の藤井司祭や会場が長野県ということもあり中部教区の前ユースコーディネーター宮島義人さんをお迎えし上田の信徒の方たちと共にキャンプを盛り上げました。
テーマは『大切ないのち~それは出逢いから生まれる』。連日のセッションを通し自らをさらけ出し皆と出会うことに重点を置きました。「自分の死」を想像し考え、そのことを通して「私」と「あなた」を見つめ合いました。難しいセッションでしたが、ひとり一人の存在やいのちを認め合うことができました。命や出会いなどについて真摯に話し合える仲間がいるのだと実感できたことは嬉しいことでした。主に感謝。
(東京・池袋聖公会 斉藤多賀子、牛木直美、富岡千尋、加藤篤史、斎藤道郎)
リーダーシップトレーニング
管区青年委員会主催、全国青年ネットワーク共催により、八月二二~二五日 、昨年に引き続き、「日本聖公会ユース・リーダーシップ・トレーニング」を箱根にて開催した。全国から約三〇名の青年が集まり、「LIFE」をテーマに、学び・沈黙・祈り・対話の時を持った。
「なんとなく教会に行っているけど、あるいは、教会の活動にかかわってそれなりに楽しいけれど、でも、私の生き方にとってキリスト教ってなんだろう」。このトレーニングでは、単にキャンプなどのリーダーとして必要な技術や知識を得る、ということではなく、その前提として、自分の人生・暮らし・仕事と、キリスト教との関係を、深く考えるプログラムとした。
以下、プログラムの流れを紹介。まず自分の人生のふりかえりをした。「あなたにとって本当に大切なことは何でしたか?本当に望んでいたことは何ですか?それとキリスト教や教会ってどんな関係?」などの問いかけをもとに「ライフマップ」というワークショップを行った。
次に、聖書の分かち合い。クリスチャンとしてキリスト教の常識を知る、ということではなく、イエスが彼の生きた時代の中で、どんな生き方をし、なぜ十字架で処刑されたかについて学び、「イエスの生き方にあなたは何を感じますか?」ということを考えた。
その後、牧野時夫さんの講演。イエスの生き方に共感し、農に行き着いたという牧野さんは小樽聖公会の信徒で、「マキノ・エコロジカル・ファーム」を開き、ブドウを中心に有機農業を行っている方。また農業関係者によるオーケストラ「北海道農民管弦楽団」を結成さらに「農民芸術学校」も構想中、と多彩な活動をされている。自分が本当にしたいことを真剣に、そして自由に楽しそうに実践して生きる姿は、これからの生き方を考える青年たちにとって刺激的なものであった。
イエスの生き方、牧野さんの姿勢をふまえ、自分は、今、この世界の中で、どんな生き方をしたら、ということについて考えるため、自分と世界・社会・自然との関係について考えるワークショップを行いました。イラストや写真、ビデオなどをきっかけとして、対話を起こして学びあう方法についても実践的に学んだ。
最後に、では、これから、自分はどう生きるかについて、キーワードを出しながら、あらためてじっくりと深く考え、また語り合うというプログラムであった。(全国青年ネット・相原太郎)
長野伝道区青年会
中部教区長野伝道区青年会は、二年前に立ち上げ、「何か、青年活動をしたい。でも、何をしたら、ただ、みんなであつまり食事会では」と言うことがでました。そして、だれかが、「月一で聖書研究が出来たら良いな」と言う意見が出て、みんなが、「良いね」と言ったようなきがしました。
そこで、聖書研究をやる際に講師を誰にお願いするかと話した結果、長野聖救主教会の堀越先生にお願いしました。聖書研究では、本当に、私達に分かりやすく教えてくれます。
今は、月一で人数は、だいたい、五~六人ぐらいです。私は、この、聖書研究は、本当にありがたいと思っています。聖書を改めて学べるし、司祭様の聖書研究よりもかたくなく、教会や伝道区にたいして、公表できる事だから本当に嬉しいです。そして、長野聖救主教会の皆様には、青年たちの部屋までいただき、「いつでも、使ってください」と言っていただき、感謝の気持ちで一杯です。いま、私達が、青年活動が出来るのは、長野伝道区の皆様のおかげである事を肝に命じて活動しています。
毎月、第四、土曜日、六時半から長野聖救主教会で聖研をおこなっています。良かったら、参加してみませんか。(中部・上田聖ミカエル及諸天使・飯野勉)
新潟での集い
夏に行われた諸活動の報告会をしようということで、「韓国学びの旅そしてこれからの私」というテーマをもとに、中部教区新潟伝道区主催による青年の集いを一一月一~二日に開催した。主に「青年韓国ツアー」(中部教区青年プログラム委員会主催)、「ユースリーダーシップトレーニング」(管区青年委員会)の二つの参加者からの報告を中心に一泊のプログラムをもった。長野伝道区や他教派からの参加者も含め、のべ一一名での集まりとなり、活発な議論が飛び交う盛況な会となった。「リーダー~」参加者からは、クリスチャンとしてビジョンを持って生きるということを学んだということだった。「韓国~」の参加者からは、韓国における(青年の)活動や、韓国人から見た日本(人)の印象などを聞いた。韓国と日本の歴史教科書の言葉使いの違いから、両国民の歴史観の違いが明らかになり、議論は熱を帯びることとなる。世界の歴史について興味を持つこと、そして、各々が参加したことや経験したことを周りの人々と共有する重要さを感じ、この会は閉じられた。(中部・新潟聖パウロ・橋本周二郎)
京都でWEB+ML
京都教区では七月二三日より、『青年の、青年による、青年のためのホームページ』を目指して、WEBサイト及びメーリングリストが立ち上がりました。ここに言う青年の意味とは、『より積極的に自ら教会に関わっていこうとする人々』という意味であり、別に年齢を指しているわけではありません。
盛り上がっている教会もあれば、信徒の減少が続いている教会もある。それぞれが教会に関わっていく中で試行錯誤を繰り返していく中で、教区という枠組みを活用してお互いに情報交換、意見交換をし、そういった横のつながりに励まされて日々の教会生活に役立っていけば、と目標は大きく持っております。とは言ってもみな個々それぞれには日々の生活があります。今、忙しい中でも継続的に続けられるよう、いっしょに作り上げていける仲間を募集しつつ、活動しています。(京都・大津聖マリア・前田敏宏)
北東アジア地域の青年
一一月二四~二九日韓国で行われる「アジアキリスト教協議会平和協議会」に参加することになりました。わたしの他に五名の青年が、日本福音ルーテル教会、日本基督教団、在日大韓キリスト教会、学生YMCA、YWCAより参加します。
一〇月一九日に、事前の準備会が行なわれ、協議会のテーマである「青年は平和を作り出す」を日本に住む青年としてどのように受け止めていくのかということを話し合いました。九・一一事件以降、日本政府が憲法九条を無視した「有事法制」三法案が制定される中で、日本から軍隊を送り出すことへの危機感を自分の問題として教会の中で受け止められていません。その現状を踏まえて、わたしたちが受けてきた日本の教育、そして日本の教会のあり方をもう一度見直した上で、協議会に臨もうと決めました。
協議会は参加国の現状を報告するナショナルリポート、北東アジアの現状と軍事問題について学ぶセッション、そして聖書を通して平和の本当の意味を問う聖書研究などから成り立っています。
協議会で学ぶことまた新たな出会いを聖公会の青年活動に生かせればと願っています。(京都・京都聖ヨハネ・中井珠恵)
三教区サッカー
一〇月一一日に恒例のサッカー大会を行いました。いつもは土曜日に行っていたのですが、最近は参加者が少ないため初めて祝日に開催しました。
前日から雨が当日の午前中まで降り続いたためにグランドが使用中止となってしまいました。グランドが使えないためにどうしようかとみんなで相談していたところ、参加者の方の情報網でフットサルのコートを確保することができフットサル大会を行い、大変盛り上がりました。(女子だけの試合もありました。)
天気が悪かったにもかかわらず最近では一番多い約三〇名の参加でした。参加していただいた方々、ありがとうございました。
次回は、来年五月頃に予定をしていますので、今回のように多数の方の参加をお願いします。(大阪・西宮聖ペテロ・当舎真)
横浜教区 ワークキャンプ
八月五~八日、南三原聖ルカ教会で青年ワークキャンプが行われました。
南三原の聖堂は八月初旬まで屋根の葺き替えが行われたばかりで、以前までの屋根瓦が聖堂周辺に残っていました。ワークはまずその片付けから始められ、垣根の剪定、草刈、聖堂の外壁塗装を行いました。
期間中は午前中と午後二時までを作業の時間とし、日差しの強い時間帯は近くの海岸で過ごしました。夜は参加者同士の語らいを持ち、楽しく過ごしました。信徒の方が毎日焼いてくださるパンの差し入れもあり、とてもおいしく、感謝しております。
六日は、南三原の信徒の皆さんと聖餐式をおささげし、礼拝後しばらく語らいのときを持ちました。房総の宣教者ミセス・コルバンと南三原の教会の歴史、また、第二次世界大戦当時の皆さんの体験にふれることができました。
祈りと労働に汗し、最終日には充実感と達成感に満たされました。神様に与えられた南三原での日々に、深く感謝します。(横浜・藤沢聖マルコ・古屋真璃奈)
神戸教区ワークキャンプ、スキー
五月一〇日に神戸教区青年会歓迎BBQを神戸聖ミカエル教会にて行いました。
また八月八日から一〇日まで高知聖パウロ教会にて、礼拝堂のペンキ塗りを中心としたワークキャンプを行いました。参加者は約二〇名です。
また、冬にスキーキャンプを米子聖ニコラス教会にて行う予定です。日程は調整中。(神戸・神戸聖ヨハネ・水野宏明)
中部で韓国への旅
八月一四~一八日、韓国ツアー(中部教区青年プログラム委員会主催)に参加しました。
教会や施設、西大門刑務所など、たくさんの場所へ行き、とても忙しい日程でしたがホームステイや交流会など、韓国の方と直接触れ合う機会も多く与えられました。本当に韓国は教会が沢山ある事に驚きました。又、歌や踊りによる礼拝などのお祈りの迫力には圧倒されました。
八月一五日の独立記念日を挟み、西大門刑務所や江華島など、日本と韓国の歴史についても触れる事が出来ました。日本でも資料館へ行ったり、本を読んだりする事は出来ますが、今回、韓国で、韓国の方と、その歴史について話が出来た事は、とても貴重な経験でした。丁司祭御夫妻や後藤司祭の案内でおいしい料理も食べました。またいつか行きたいです。(中部・岐阜聖パウロ・下条美香)
第四回在日・日・韓キリスト青年共同研修プログラム
左記のプログラムが、来年2月16日~2月23日、神奈川県川崎市周辺を会場に開催される。テーマは、「地域住民としての在日外国人~日本のナショナリズムとその実態」。全協(在日大韓基督教会青年会全国協議会)、NCCY(日本キリスト教協議会関西青年協議会)、EYCK(韓国基督青年協議会)の共催企画。
神奈川県川崎市で、ボランティア活動、川崎&東京フィールドトリップ、講演会やお祭りなどの一週間にわたる多彩なプログラムを通して、京浜工業地帯に集中して暮らしている在日外国人の生活実態を知り、日本におけるナショナリズムとその実態について、在日・日本・韓国の三者の参加者が共に生活しながら、それぞれの立場で感じられることを共有するプログラムです。(NCC関西青年協議会・吉沢託)
現場研修
第二六回SCM生野・釜ヶ崎現場研修が、来年三月六日(土)~一四日(日))、SCM協力委員会主催で開催される。「差別の社会構造と私たち~差別とどう向き合うか、私たちにできることは?~」がテーマ。
大阪にある生野(在日韓国朝鮮人の方々への差別)と釜ヶ崎(日雇労働者の方々への差別)という二つの現場に入りこみ、その現場で抱えている問題を考え、また取り組むきっかけとする研修です。
この研修で見たり聞いたり、触れたことを通して、自分の身近にある差別の現場にどう関わるかを考えるきっかけになればと思っています。
生野では、在日の方が経営しておられる工場に働きに行き、生野で抱えている問題を考えます。
釜ヶ崎では、旅路の里という宿泊施設に泊まりこみ、炊き出しや夜まわり、また日雇労働者を支援している各施設の活動に参加します。(NCC関西青年協議会・吉沢託)
NCC青年委員会
一〇月三日の委員会以後協議・報告されたことに基づく。九月九日第一回NCC(日本キリスト教協議会)宣教奉仕部門会議が各委員会委員長及び幹事の参加で行なわれた。会議の主目的は各委員会の活動の相互理解と相互協力の推進、宣教協議会の開催に向けた情報交換。決議事項は部門委員長に草島豊兄(青年委員長)が選ばれ、年三回の部門会議開催と機関紙一部の編集責任をする事が決定。また、青年委員会では現在「暴力の連鎖を断ち切る」の主題で毎月エキュメニカルユース月例集会が行なわれており、一〇月は「夏の気付き、秋の収獲」をテーマに、在日大韓教会、バプテスト連盟、聖公会から各教派夏の取り組みに関する報告が行なわれた。聖公会からは東京教区聖マルコ教会中村あかり姉が「青年リーダーシップ・トレーニング」についての報告を行なった。一一月は「住民基本台帳ネットワーク問題」について在日大韓東京教会で行われる予定となっている。また同月一四日には、アジア学生青年週間として、「平和を創り出す人は幸いである」を主題に委員会主催のワークショップが行なわれる。また、二〇〇四年一月一一日には各教派から参加者を選出し非暴力トレーニングセミナーが催される予定である。以上の集いに聖公会からの多くの方の関心・参加を呼びかけたい。(NCC青年委員会委員・東京・聖マーガレット教会・今井顕子)
全聖公会青年ネットワーク協議会
来年四月、全聖公会の青年担当者が集うネットワーク会議が、イギリス(予定)にて開催される。会議は、米国聖公会青年・教育セクションと、英国聖公会青年担当主事が呼びかけ、準備が行われている。
この全聖公会青年ネットワークは、ACC(全聖公会中央協議会)の各委員会などに、青年のメンバーを派遣して、青年たちの意見を反映させるなどの活動の他、全聖公会国際青年大会も過去二回開催している。前回は、一九九七年にイギリスで開催された。
今回の会議では、世界レベルでの青年相互の対話の促進と全聖公会の動きを視野に入れたリーダーシップの養成を行うもの。(全国青年ネット・相原太郎)
青年担当者全国協議会
来年二月一〇~一一日、東京・韓国YMCAにて、管区青年委員会の主催により、上記の会議を開催します。
この協議会は、各教区の青年活動のさらなる活性化に向け、各教区の担当者同士の顔をつなぎ、、各教区の現状と課題を共有し、今後の日本聖公会の青年活動のビジョンについて、また、それに基づく各教区の青年担当者と青年委員会の役割・位置付けについて協議します。なお、この協議会は、各教区の青年担当者と青年委員会委員が参加しますが、青年のオブザーバー参加も考えていますので、関心のある方は、ネットワーク事務局まで連絡してください。(管区青年委員会・野村潔)